スムージーの素材としても優秀だった!身近な存在トマトはじつは栄養自慢の野菜
栄養成分表(100gあたり)
トマトは、野菜の代表格で、サラダにも含まれることの多い身近な野菜。しかも、じつはその栄養も満点で、トマトにはさまざまな栄養素を豊富に含んでいます。そのため、レッドスムージーの材料としても真っ赤なトマトはごはんの代わりとして、健康サポートのために大いに役立つ存在です。トマトの味や香りが苦手な人でも、スムージーであれば他の果物や野菜と組み合わせることで比較的飲みやすくすることができるのもメリットでしょう。トマトを使ったスムージーでおいしく美容や健康効果を高めましょう。
(1人分)
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トマトは高リコピントマトを使うとさらに効果的。体内の酸化を予防しアンチエイジング効果も期待できます。普通のトマトなら赤くなったものを選びましょう。
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トマトのリコピン、ラズベリーのアントシアニンには抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できるスムージーです。ラズベリーは冷凍のものを使うとフローズンデザートのような味わいを楽しめます。
(1人分)
トマトのリノール酸には脂肪燃焼効果が期待でき、みかんは食物繊維が豊富。ダイエットや便秘解消が期待できるスムージーです。はちみつやレモン汁はお好みで調節すると、爽やかですっきりとした味わいに。
(1人分)
ギーやシナモン、甘麹など、ユニークな香辛料、調味料を使うスムージー。ギーはインドの万能オイルで、免疫細胞を増やす性質を持ち、脂肪となりにくい脂肪酸を多く含みます。
リコピンは、トマトに含まれる代表的な栄養素です。カロテノイドの一種で、赤い色を出す色素でもあります。高い抗酸化作用があり、コラーゲンに働きかけて、肌のハリを維持したり、メラニン抑制により美白効果も期待できたりと、アンチエイジングの期待できる栄養素のひとつです。
トマトの持つ栄養素は、生活習慣病の予防にも役立つものです。トマトには、リコピンはもとより、β-カロテンも多く含まれており、これらの持つ抗酸化作用によって、動脈硬化や糖尿病、がんを予防する効果が期待できます。また、タバコの害から肺を守る効果もあるとされています。 リコピンやβ-カロテンは、酸素が細胞を酸化させる働きを妨げ、老化やがんを引き起こすのを予防すると言われています。トマトジュースを2缶、毎日飲んでいたことで悪玉コレステロールの酸化の抑制や、マウス実験で糖尿病やガンが抑えられたという報告もあるようです。
トマトには、不飽和脂肪酸の一種「13-oxo-ODA」や水溶性食物繊維である「ペクチン」が含まれています。不飽和脂肪酸の一種である「13-oxo-ODA」は、京都大学の研究グループにより発見された物質で、脂肪肝や高中性脂肪血症などを改善する効果があるといわれています。 また、さらに水溶性食物繊維「ペクチン」が中性脂肪やコレステロールを包み込んで排出する働きを持っており、脂肪排出を促してくれる効果が期待できそうです。脂肪を溜め込まずに排出しやすくしてくれるこれらの作用がダイエット効果として働き、痩せやすくなる可能性があります。
トマトに含まれている食物繊維「ペクチン」には、胃腸で水分を吸ってかさを増し、腸を刺激することで腸の動きを活性化する効果が期待できます。腸が活性化されることで、頑固な便秘を解消が見込まれます。また、余分な塩分と水分排出する働きを持つカリウムも豊富。むくみ改善効果も期待できます。トマトによって余分なものをすっきりデトックスしましょう。
トマトをスムージーにするときには、できるだけ真っ赤に熟したトマトを選びましょう。トマトに含まれるリコピンは、抗酸化作用を持っている栄養素でありながら、トマトの赤色を作っている色素でもあります。真っ赤な完熟トマトになるほど、リコピン含有量は多くなり、リコピンの効果を得やすくなるでしょう。トマトに関しては、生を使うだけでなく、完熟トマトを加工したトマトジュースを活用してスムージーを作るというのも選択肢です。
トマトに含まれているリコピンは、摂取するタイミングによって体内への吸収率が変わると言われています。体内では、消化吸収や代謝が行われていますが、その働きが高まりやすい時間帯は決まっているからです。せっかくの大切な栄養素は、消化や代謝のリズムに合わせて摂取することで、吸収しやすくしてあげましょう。リコピン吸収の効率が良いのは朝の時間帯なので、朝食のタイミングに一緒に摂取するか、朝食代わりとして取るのがおすすめです。
トマトが体に良いといっても、食べ過ぎや飲みすぎもよくありません。適量を摂取することが大切です。健康効果を得られるトマトの摂取量は1日に2~3個と言われています。200mLの食塩無添加トマトジュースを1日に2回摂取することで中性脂肪が減り、代謝がアップしたという研究結果もあります。また、1日のリコピン摂取量の目安は約15グラムであり、これは生トマト2~3個分にあたるそうです。トマトの健康効果を得るには、同程度の量を目安にして摂取すると良いでしょう。
トマトのリコピンは、油や牛乳などと相性が良く、これらを同時に摂取するとリコピン吸収率が高まると言われています。そのため、スムージーにする際にオリーブオイルをほんの少し加えたり、牛乳と混ぜたりするアレンジも効果的です。また、あまり冷やさず常温程度で飲むことでも吸収率を高める効果が期待できます。
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