真っ赤に染まった果実にヒトメボレ!アセロラの効果とは?
栄養成分表(100gあたり)
可愛らしい見た目と、甘酸っぱい味が印象的なアセロラ。真っ赤に色づく小さな果実はサクランボに似ていることから、バルバドスチェリーという別名を持ちます。
カリブ海につらなる西インド諸島が発祥の地とされ、古くから人々はアセロラを食べて、健康維持に役立ててきました。世界最大の産地はブラジル、日本では沖縄県や鹿児島県といった南国地方で栽培されています。温暖な気候で栽培された果実は、ほかの気候帯で作られたものより、ビタミンやミネラルを多く含んでいます。
アセロラは別名「ビタミンの王様」とも呼ばれており、美容に限らず、免疫力を高める効能も期待できるでしょう。具体的にはどのような嬉しい変化が起こるのか、早速見ていきます。
(1人分)
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アセロラを加えることでビタミンCをたっぷり取れ、コラーゲンの吸収率アップも期待できそうです。バナナのまろやかさとアセロラの爽やかな酸味もマッチします。
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オレンジ色の材料を使った色合い鮮やかなスムージー。アセロラは解凍しすぎないようにするのがポイントです。
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ビタミンC豊富なアセロラと喉に優しいハチミツ、抗酸化作用のある緑茶などを使い、セキや喉のトラブルに効果的なスムージーになりました。
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ビタミンCをたっぷりと含むアセロラと、スイカを使った夏らしいスムージー。冷凍アセロラは解凍しすぎないのがポイントです。
アセロラの成分で最も特徴的なのは、ビタミンCです。その量はなんとレモンの約17倍!イチゴやキウイといった果物と比べてみても、その含有量は圧倒的です。まさにビタミンCの王様の名にふさわしいと言えるでしょう。そんなビタミンCには、風邪や生活習慣病の予防、貧血防止などさまざまな効果があります。なかでも注目したいのが、美肌・美白効果。どのような働きをするのか見てみましょう。
美肌作りはもちろんのこと、病気や貧血の予防など女性にとって嬉しい効果ばかりのアセロラ。味もおいしいため、スムージーの材料にはぴったりです。
貧血の原因には、鉄分の吸収を助けるビタミンCの不足、血液中の赤血球に存在するヘモグロビンがあまり作られなくなることなどがあります。
ヘモグロビンを作るには、鉄分が不可欠。しかし日本人の食事に多い非ヘム鉄は、体内に吸収されづらい特徴を持ちます。ビタミンCには吸収しにくい非ヘム鉄を、吸収しやすい鉄へ変える働きがあるのです。
またビタミンCに次いでアセロラに多く含まれている成分が、ミネラルの一種でもある銅。銅も同様に、ヘモグロビンを作るために大切な役割を果たしています。こうした理由から、アセロラは貧血予防にもってこいの食材と言えるでしょう。
ビタミンCは上記のような役割以外に、ストレス緩和にも効果的と聞いたことがあるでしょうか。ここで言うストレスは、不安や緊張といった精神的なものに加え、暑さ・寒さ・騒音・睡眠不足など物理的なものも含みます。
人はストレスを感じると、アドレナリン(副腎髄質ホルモン)を多量に分泌。ストレスに対抗するため脈拍を速めたり、血圧や血糖値を上昇させたりすることでエネルギーを供給します。このホルモン分泌時に、ビタミンCが消費されるのです。そのため、ストレスを感じたときには、アセロラなどの食品を利用してビタミンCを摂ることが大切です。
手足や顔のむくみは女性の大敵。しかし血流の悪化、塩分(ナトリウム)の摂りすぎなどによって、むくみは簡単に生じてしまいます。そこで役立つのが、アセロラに含まれるカリウムです。
アセロラに豊富に含まれるカリウムは、銅と同じミネラルの一種。過剰に増えた塩分を、汗や尿とともに体外へ排出するよう働きかけます。一方でカリウムが不足すると、膨満感や脱力感に悩まされることも。高血圧の予防にもつながるため、意識して摂りたい成分のひとつです。
アセロラの美肌効果として、シミ・ソバカスの防止を挙げました。この作用にはビタミンCだけでなく、アセロラポリフェノールも関係しています。こちらもビタミンCと同様、メラニンなどの色素沈着の防止に有効と言われる抗酸化成分です。
そして果実を赤く染めている色素「アントシアニン」こそが、アセロラポリフェノールの正体。アントシアニンは目にも良いとされており、眼精疲労の回復を助けてくれます。
アセロラはスムージーとして飲んでも絶品ですが、フローズンにするとよりおいしくいただけます。とあるアセロラのフローズンドリンクは過去に、「ニッポン全国おやつランキング」で1位を獲得したほど。テレビでも紹介され、話題のひと品になっています。冷凍アセロラを活用し、「フローズンアセロラスムージー」を試してみるのも良さそうです。
栄養価も高く、健康への効果も高いアセロラ。唯一の欠点があるとしたら、賞味期限が短いことです。生で食べることもできるのですが、皮が薄いため、収穫後数時間で痛んできてしまいます。しかし、アセロラは冷凍保存が可能。生のアセロラを冷凍する際は、よく水ですすいでから保存してください。
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